“鮭の味噌汁”を作るペンギンたちに癒される。眠れない夜におすすめの自作アニメーション「ポリテーブル」

· マンガ・エンタメ

 

broken image

眠れない夜、何も言わず黙々と料理を作るペンギンたちを眺めるのはどうだろうか。今回紹介するのは、「Poly Table ポリテーブル」というYouTubeチャンネルだ。


 主人公はペンギンたち。食材がやたら大きいところを見るに、おそらく身長は10センチくらいなのかもしれない。そんなミニペンギンたちが力を合わせて、巨大な食材を調理していく。



 ペンギンたちはひと言も発さず、表情もとくに変わらない。でも乗り物に乗って足をパタパタさせてるところを見ると、マイペースに楽しく料理をしているようだ。


 ペンギンたちは、体の何倍もあるような大きな食材を、あの手この手で、運んだり切ったり、炒めたりする。運ぶ人、切る人、炒める人、それぞれ役割分担をしているようで、ひとつの料理を作るために、たくさんのペンギンたちが働いている。


 あとこのペンギンたち、普通に居眠りもするし、こぼしちゃったりもする。ゆるくマイペースに作った料理は、なぜかとっても美味しそうだ。


 「Poly Table ポリテーブル」のチャンネルでは、このペンギンシリーズが人気を集めているが、以前から料理のアニメーションをいくつか投稿している。どれも何か言葉を発しているわけではなく、料理音とBGM、人々のざわめきだけが聞こえて、物語は進んでいく。


 


 その情報量のシンプルさが心地いい。動画を見るタイミングとしては、眠る前に見るのがおすすめだ。油を引いてジュワッとする音、ソースをぐつぐつ、コトコト煮詰める音。ちょうど何を言ってるか聞き取れないけど、人がいることがわかる程度のざわめき。すべてが心地よく、幸せな気持ちで眠りにつけそうだ。

 

 何が起きるわけでもない。料理をしたり、ご飯を食べたり、ペンギンたちが食べ散らかしたり、居眠りしたりしている。ただそれだけだけど、それだけでいいのだ。


ライター:加藤萌