人と旅することで嗜好が変わった話

· 文化・食べ物
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私が初めて海外旅行をしたのは、15年も前の話。大学の卒業旅行で友達とタイに行ったのが初めてでした。

しばらくは、海外に行く時は誰かと一緒でした。ですが、当時の私はブラック企業と呼ばれる会社で超多忙な生活を送っており、人と予定を合わせることが難しく、ある日「そうだ、イタリア行こう、一人で」と思考に突然変化が。それ以降しばらくは海外は一人旅は気楽で楽しいと感じていました。

一人だと、興味がないところには行かなくていい。一人だと、寝て過ごしてもいい。一人だと、お腹が減らなければご飯を食べなくてもいい。そんなところが一人旅のいいところで、だんだん人と旅行することに煩わしさを感じるようになっていました。

ところが、ここ数年は人と旅行することで新たな発見があり、その点を楽しいと思うように変わってきました。

これまでの私は、全くもって食べ物に興味がなく、旅行中はスーパーのパンを齧って過ごすことが多かったのですが、パティシエの友達と一緒にスペインのバスク地方に行き、美味しいものを食べて飲んでベッドにダイブすることがメインの旅が、最近の旅行の中で一番楽しかった思い出になっていたり。

旅先でも日本でもあまりものを買わないタイプの私でしたが、イギリスにいる時に友達について行ってアンティークショップに入り、自然な古さの美しさに感動し、レトロなスーツケースやシェリー酒のグラスを買ったり。

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一人だったら見過ごしてしまったはずの楽しみを、人と旅することで味わうことができました。

他にも、一人だったら通り過ぎていたはずのものはたくさんあります。パリでディズニーランドに行ったり、サッカー観戦に行ったり、ミュージカルを見に行ったり、カリビアン料理を食べに行ったり。

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人と旅行に行った方がいい!と言いたいわけではありません。一人旅には一人旅の良さがあり、逆も然りです。

何かに100%の良さを見出していたとしても、いつもの自分なら選ばない方の道をたまに選んでみると、思いがけない発見があり、人生が豊かになる可能性があります。もちろん、何も見つからない可能性もありますが、それもまた経験です。

旅に限らず、日々の生活に新鮮味がなく退屈だと感じている方、考えが凝り固まっているように思う方、ちょっとした選択をいつもと違う方に変えてみたり、人と旅行に行って身を任せてみたりしてはいかがでしょうか?

ライター:あすみ