
コソボという国を知っていますか?聞いたことがある方は、きっと「紛争」というキーワードとセットで知っていらっしゃるのかと思います。では、行ったことがある方はどのぐらいいらっしゃるのでしょうか?
わたしは海外旅行が好きで、約12年間で50カ国以上の国を訪れ他ことがありますが、その中で、コソボに行ったことがある方には出会ったことがありませんでした。
2024年の9月に、北マケドニアというギリシャの北側の国に行った際、隣接しているコソボを訪れました。そこで、なんと3人の日本人の方に出会ったのです。2人組の女性と、一人旅の男性です。
勝手なイメージですが、コソボにはアジア人はおらず、地元の人か近隣の人だけがいるような気がしていました。実際、北マケドニアからバスに乗った際、車内には自分以外のアジア人は乗っておらず、近隣の国に住んでいそうな方だけが同じバスに乗っていました。
さらに、冒頭で触れたように、コソボと聞いて私が一番最初に思い浮かべることは、「紛争」。現地の治安がどうなのか、観光客は歓迎されるのか、街はどうなっているのか、楽しみというより少し不安が上回っていたのは事実です。
ですが、上述した3人の日本人の方にホステルで出会いました。さらに、街の中を歩いていると、日本人ツアー客ともすれ違いました。私が訪れたプリシュティナという街は新しく、おしゃれなカフェやレストランがたくさんありました。

おそらく、コソボが日本人に人気の旅先というわけではないはずです。まさかここに日本人がいるわけないよな、のマインドで訪れたからこそ、驚きの感情から目に止まり、ちょっと話してみたいと感じたのでしょう。
コソボを訪れる前まで、日本人らしき人を見かけたとしても特に声をかけたりはしておらず、イギリスやスペインのような日本人がたくさんいる国でも、ほぼ誰とも話すことはありませんでした。避けているつもりはありませんが、あえて自分から話しかけなくてもいいかな、との考えです。
コソボで出会った方々は、さすがコソボを旅先に選ぶだけあり、旅慣れておりコミュニケーション上手。他の国から来られている方々も交え、旅のあれこれをワイワイ話し、とても楽しい時間を過ごしました。
この展開は全く予想しておらず、予想外の出会いのおかげで、とても思い出深い出来事となりました。百聞は一見に如かずとはこのことだと、身をもって感じる出来事でした。。
ライター:あすみ