
先日、南インドのバンガロールという街に行ってきました。「ちょっとインド行ってきた」というフレーズがどことなくパワーワードに感じ、面白がって使っていたところ、「カレー食べた?」とかなりの確率で聞かれました。
そういえば、「カレー」らしき小鉢は何度か食べたものの、正直どれが「カレー」と呼ばれる料理だったのかよくわからない私。
チャットGPTに聞いてみると、以下のような回答でした。
「インドカレーは、小麦粉を使わず、スパイスをたっぷり使ったサラッとしたカレー。種類が豊富で、ナンやライスと一緒に食べるのが特徴。」
実際インドに行ってみると、日本でよく見かける、ご飯と「カレールー」を使ったカレーが半々に盛られたスタイルのカレーは一度も見かけませんでした。(インドに行くのは2回目なので、なんとなくは知っていました。)
また、日本のインドカレー屋さんで出てくる「ナン」にもほとんど出会いませんでした。
では何を食べたのか?

南インドという土地柄もあるのかもしれませんが、主に「ビリヤニ」という炊き込みご飯のような料理と、「ドーサ」というクレープのような生地をサンバルという豆のカレーとココナッツチャツネというココナッツソースにつけて食べる料理を食べる機会が多くありました。
店ごとにアレンジが違ったり、「ドーサ」でジャガイモを包んだ「マサラドーサ」、もちもち食感が特徴的な「ニールドーサ」などの応用メニューがあったり。おにぎりの具やお米の種類が違うような感覚でしょうか。

日本人がイメージするであろう「インドカレー」に一番近い食べ物は、「ミールス」という料理だったように思います。お米に複数種類のインドカレー、ピクルスやヨーグルト、スープが一緒にサーブされます。「カレー食べた?」の問いに対しては、このミールスを食べているため「YES」で良いかな、と解釈しています。
カレーという料理名でメニューに載っていることもあります(その場合は、ご飯やナンなどがついてこないケースがほとんどのようです)が、何かの付け合わせでカレーがついてくるケースが圧倒的に多かったです。
ぜひ、インドに行かれる方は、付け合わせとしてのカレーを楽しんでみてくださいね。ね。
ライター:あすみ