
マックス
2024年2月11日、Xでバズったこちらの少年・マックス。
彼はアメリカのコロラド州の田舎で暮らしている大学生だ。突如YouTubeを始め、現在17本の動画を投稿しており、登録者数は15.5万人。Xでバズったこともあり、徐々にチャンネルは人気を集めている。背景はわからないが、話す言葉やテロップが日本語ということもあり、とくに日本の視聴者に注目されているようだ。
筆者は趣味兼仕事ということもあって、常に何かしらの動画を摂取している毎日なのだが、マックスの動画は、ホームビデオとYouTuberの中間くらいの塩梅の雰囲気で、なんのストレスもなく見ることができた。
マックスの日常は、とにかくユルい。大学生ということもあるかもしれないが、思うまま、気が向くままに足を運び、1日を過ごす。マックスいわく、「アメリカの田舎は広すぎて、毎日2時間くらい運転してる」とのこと。そんなのんびりとした時間の使い方をしているマックスにとても癒される。
田舎の雄大な景色と、マックスのマイペースな性格も相まって、動画は終始ゆったりした時間が流れている(気がする)。普段エネルギッシュな動画を見る機会が多い筆者にとっては、かなりの癒しコンテンツだ。
実際にコメントでも、「Youtubeに突然現れた水たまり」「予定のない3時がずっと続いているみたいな動画幸せ」と、同じように癒されている人も多いようだ。
だが、マックスは田舎生まれというわけではない。出身はニューヨークで、チャンネルでも途中からマックスはニューヨークに移り住んでいる。だが都会に行ってもマックスらしい生活はブレない。パン屋巡りが好きだというマックスの日常は、些細な幸せみたいなものを見せてくれる。
個人的には、独特な編集も魅力だと感じている。ほかの動画ではあまり見たことのない登場の仕方や、手書きのイラストがアイキャッチになっていて、そこもまたマックスのとらわれない自由な性格を感じる。
そんなマックス、最新の動画(2025年3月)ではなんと日本を訪れたようだ。浅草や、趣味であるパン屋さん巡りなど楽しんでくれたようだが、マックスはこう語っている。
「東京では、スカイツリーとか、東京タワーとか、浅草寺みたいな有名なところ多いですね。そういう場所すごく楽しいと思うけど、やっぱり僕にとって、知らない道を歩いたり、ローカルカフェに行ったり、小さなアートギャラリーを巡ったりする方が、ワクワクしますね」
私たちが暮らしている街やいつもの道も、マックスの目から見るとワクワクしたものになるのかもしれない。
ライター:はるまきもえ